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2024.11.30

森のギャラリー11月森林管理のひとこま

秋の本州事業部

肌に感じられる風も涼しさから冷たさに変わり、少しずつ冬の訪れを感じる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は本州事業部での作業の様子をお伝えします。

〇間伐調査

本州事業部より、岐阜県にある水沢上山林にて間伐調査をした際の写真をいただきました。

             

間伐する木を選んでマークを付け、搬出する木材の量を推定するための調査です。主に曲がりや枯れが原因で将来的に収益が見込めない木や、樹冠が重なっており日の光が当たりにくい箇所の木を選びます。将来の事を俯瞰するようなイメージで、残す木を考えながら選ぶと良いそうですが…どれを選木すればいいか、この写真の範囲だけでも判断が大変そうです。

 

○作業中の危険

また、今月下のような写真もいただきました。このような状態は「裂け上がり」といい、木の幹が縦方向に裂けることで伐倒中の災害の原因にもなり、非常に危険です。裂け上がりの発生には様々な原因があり、どのような木でも裂け上がりを起こす可能性があります。

裂け上がりを防ぐためには、安全性の高い切り方である「追いヅル切り」をする、裂けやすい木を切るときはロープ等を追い口の上部に4~5回強く巻き付けておく裂け止めを行う、裂け上がりが起こることを想定して退避場所及び足場を確認しておく等があります。今回は現業の皆さんと事務所社員で連携し、無事対処することができたそうです。

 

本州の山は今の時期秋らしく綺麗な風景が見られますが、様々な危険も伴います。引き続きリスクアセスメントを実施しリスク管理に努め、安全な作業を心掛けて参ります。

 

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