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2024.12.16

森のギャラリー12月森林管理のひとこま

間伐体験について

師走に入りましたが、最近は晴れの日が続き、冬日和となっている地域も多いのではないでしょうか。今回は千葉県にある亀山山林で「間伐体験」を行ってきました。

○間伐のやり方

間伐体験は大人だけでなく子どもでも林業の仕事の体験ができるので、主にイベントや学校での森林体験の中で行います。

間伐体験では、実際の間伐とほぼ同じ行程で木を切って貰います。
最初に、木が倒れる方向を決め、事前にロープを木にかけておきます。ロープは、倒したい方向に確実に木を倒すために、後で木が倒れる直前に引っ張ります。

その後、倒れる方向に垂直になるように木に受け口、受け口の反対側に追い口を作ります。

ロープは倒れる方向には置かずに、他の木に設置した滑車を使って折り返し、倒れる場所から離れた場所で引っ張るようにすると、小さな力で木を倒したい方向に安全に引っ張ることができます。受け口、追い口を作って伐倒すると、切株に「ツル」が残ります。

ツルが蝶つがいの役割を果たして木がゆっくりと倒れるため、安全に木を倒すことができました。

実際にやってみると、伐倒作業中は周囲の様子をなかなか確認しづらいことが分かります。そのため時々周囲をよく確認しながら作業を進める必要がありました。また、手鋸を使うと木が倒れるまでかなり時間がかかるため、チェーンソーという文明の利器のありがたみを改めて感じました。

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